日本史は細かい③

MARCH、早慶の日本史

基礎をきちんと覚えるというレベルまで1回達し、MARCHや早慶などのレベルに入っていくと、用語が増えるだけではなく、切り口が変わります。つまり出来事が同じだったとしてもテーマが多いということです。例えば文化史や女性史、貨幣経済史、土地制度史とかです。いろいろなテーマがあると思いますが、そういう切り口をされると通史のまま覚えただけじゃ対応できなくなっています。さらに厄介なのが社会の中でも世界史ではあまり出ませんが、日本史では頻繁に出る史料問題というものがあります。

史料問題とは

史料問題は史料から出来事の重要ワードを抜き出して、この出来事の話かなとか、この出来事だったらこういうことが重要だったなどということを理解して問題を解いていかなくてはならないというような側面があるということになるわけです。割と勘違いしがちなのが、史料問題というのは難しい用語を覚えたらできるというものでもないということです。用語そのものが足りないから解けない問題というのももちろんありますが、どちらかというと切り口を変えられたから、通史のまま出してもらえなかったから解けないケースの方が多いということです。それ故日本史は細かいと言われます。

日本史は細かい

日本史が細かいというのは狭く深くというところです。日本史は覚え方という部分に多様性を求められる、すなわちいろんな切り口でテーマや用語が出てきます。そして答えの用語などを見てみると知っている用語だというふうに思うので、この用語を覚えていたら解けるなら自分は解けるというふうになりがちですが、その形式だと全然解けないみたいになりがちです。つまり日本史は基礎を使い倒すということがすごく大事です。イメージとしてはその中でいろんな方向性から基礎の上塗りを違う色で何回もやっていく感じです。

日本史はタテとヨコのつながりを意識

世界史だと基礎をきちんと押さえておけば、通史の通り覚えておけば結構うまくいったりします。世界史はタテとヨコさえ理解していればいけますが、日本史は1つの国の話なので基本的にタテしかないわけです。もちろんたまに外国の話も出てきますが、世界史ほどヨコのつながりが出てこないわけです。しかし日本史におけるヨコのつながりというのはテーマが違うことが同時に起こっているということがヨコのつながりになるわけです。つまり本来日本史の通史では文化史やテーマ史を含めて、1つの国の流れを大筋で様々なテーマでおさえなくてはならないということです。大きな出来事だけを見ると通史というのは確かに戦争などがつながるかもしれませんが、その大きな出来事の中でも様々なことが起こっているというわけです。

日本史は世界史とは違う

世界史的な覚え方をしていると日本史は細かいと感じることがあります。日本史の覚え方がそもそも気合いで乗り切りづらいということを感じやすいです。しかし日本史をやっている側からすると、世界史は覚えることが多いなということがあります。日本史の覚え方をやっていると、とても細かいことを全部の国ぶんやらなきゃいけないというふうになるため、逆に日本史の人が世界史を覚えにくい理由にもなります。そのため日本史と世界史は暗記という一言で言えば同じですが、覚え方や切り口が違うという点を覚えておくことが大事です。

まとめ

出来事の切り口など日本史ならではの整理の仕方をやれば、負担の大きさというのは日本史と世界史では変わらないです。なのでどこが重いかという点について良いと思うか嫌だと思うかということで、日本史と世界史の選択が変わってきますし、日本史ではそういうことを意識して覚えることが重要です。

日本史の参考書紹介

日本史の具体的な参考書、ルート、勉強法を紹介していきます。最初に出てくるのは日大の入門です。教材は2冊あって、セットの教材です。教材名は「教科書よりやさしい日本史」、「教科書よりやさしい日本史ノート」です。

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